ソンクラーン ソンクラーン 予行演習編
3−2

予行演習 1−1 1−2 1−3 1−4 1−5 ユキの国内
ずぶ濡れ
修行
着衣泳T 1−1 1−2 1−3 1−4 1−5
2−1 2−2 2−3 2−4 2−5 着衣泳U 2−1 2−2 2−3 2−4 2−5
3−1 3−3 最終回 2−6 2−7 2−8 2−9 2−10
阿波
ゾーブ遊び
1−1 1−2 1−3 1−4 1−5 2−11 2−12 2−13 2−14 最終回
2−1 2−2 着衣泳V
幼稚園
3−1 3−2 3−3 3−4 3−5
3−6 3−7 3−8 3−9
番外 冒険 ソンクラーン美術館 本編
主な登場人物

ユキ---20歳の大学生。水遊びを好む。バドミントンの名手。広島在住。好奇心が旺盛。

ミナ---ラッコちゃん。元ソフトボール怪腕女性投手。当コーナー『ソンクラーン ソンクラーン』 冒険編を執筆している女性。コスプレ派。父の転勤で複数の高校の制服を所有。
アイ---ミナさんの友人。ソンクラーン祭に同行。水かけ嫌い。

ヤン---中国人。楊。バンコク定住。流ちょうな日本語を話す。冒険編の貴重な脇役。小細工が好き。
ヤンの奥さん---ヤンの日本人妻 水かけ嫌い
A子、B子、C君---ヤンの子供。上から中2、中1、小5。

ピン(PIN)---ヤン家の専属メイド。貧乏ながら、雇われて暮らし、田舎に仕送りするタイ人女性。

濡れてはいけない荷物を持っている人達は、水をかけられるのを拒否しますが、ミナさん達はそういった人達には水をかけていませんでした。濡れたくない人達には強制せずに、水かけは秩序だっていました。その場所に、ミナさん達を狙った追っかけの集団が乱入して、現場は大混乱に陥りました。ミナさん達は、慌てて撤退しました。ミナさん達が撤退した後、現場がどうなったのか、興味があります。

ヤンさんの家は、閑静な住宅地にありました。ミナさんは、テレビ画面上のヤンさん一家のメイドの1人を指差して「この子に、私の衣装一式をあげたんだ。」と話し出しました。「ヤンさんが『この娘は、ピンという名前のメイドです。タイ語しか話せません。彼女は実家が貧乏なので仕送りをしていますが、仕送りの金額が多いため自分の衣服も満足に買えません。彼女はちょうどミナさんと体格が同じなので、ミナさんの着ている衣装を欲しがっているのです。もしミナさんがよければ、風呂場で脱いだ衣類をすべてそのままの状態で彼女に渡してください。」とピンさんを紹介したの とミナさんは説明してくれました。

ヤンさんの娘2人とアイさんも、ピンさんに風呂場で脱いだ服をそのまま渡したので、私も脱いだ服をあげちゃったのよ。後でアイに尋ねたら、アイもヤンさんから同じ事を言われていたの。アイは『下着だけは返して欲しい。』とヤンさんに言うと、ホテルに戻る時にきれいに乾かした状態で返してもらえたらしいのよ。後で考えたら、私の制服と下着一式がヤンさんの手に渡ったのかもしれないなあと思うの。」と言い終えました。他にも根拠があるので、ミナさんがそのように考えたのだと思います。

ヤンさんは、2人の制服とミナさんの下着をゲットしたのでしょう。来春ミナさんと2人で、ヤンさん一家にお世話になるかもしれません。その時にヤンさんにアタックされれば、私はまであげるかもしれません。残念ながら、ビデオテープはヤンさんの家までで終了でした。2時間テープ2本の4時間分を、あっという間に見てしまいました。被写体が美しいために、綺麗な映像で写っているのでしょう。ミナさんも、ビデオが予想以上にきれいに撮れていて、ビックリしたそうです。この続きを次回に見せてもらえると、ミナさんと約束したので楽しみにしています。

ミナさんは「これは、借り物のビデオなんだけど…。」と言いながら、次にチェンマイのソンクラ−ンのパレードのビデオを上映してくれました。「私は一昨年にこのパレードに参加したのよ。このビデオは去年の撮影だから、私は写っていません。地元の女性で、太っている人はいないでしょう。スタイルの良い美女達が、豪華で綺麗な民族衣装姿で、ずぶ濡れになっているのよ。現地で一緒にずぶ濡れになったら、もっと感動するよ。このパレード参加者で一番の美人が、ミスユニバースやミスワールドの栄冠に何年か連続して輝いたらしいのよ。チェンマイは、世界的な美人の産地なのよ。」と解説してくれました。

チェンマイの水かけ祭りは、白い粉はほとんどなく、美しく綺麗な祭りでした。このビデオも丁寧に撮影されていたので、2時間のテープを一度も早送りすることなく、楽しめました。水かけ祭りのビデオを見て、バンコクにも、チェンマイにも、ミナさんと一緒に行きたくなる気持ちが、ますます大きくなりました。しかし、私が体験記を書くのならば、ミナさんの体験記と同じ場所に行くのは、目新しさがありません。またミナさんも、充分に水かけ祭りを体験した場所に再度訪れる事は、避けたいのではないでしょうか?

どこで、水かけ祭りを体験すればいいか?これが、現在の私の悩みというか課題です。ミナさんは「これも、借り物のビデオなんだけど…。」と言いながら、次に2002年FIFAワールドカップの道頓堀ダイブのビデオを上映してくれました。数百人のダイブシーンや川から上がってくるシーンが写っていますが、若い女性だけをターゲットにして編集されていました。「私もダイブしようと道頓堀の戎橋まで行ったんだけど、生理中だったので断念したのよ。」とミナさんが悔しそうに言いました。

ミナさんの話では、道頓堀まで行っても、現場が大混雑しているため、ビデオに写っているように一分始終までダイブを見物するのは難しいそうです。ミナさんがいた位置からは、水面がまったく見えなかったそうです。道頓堀ダイブのビデオを見終えると、朝は明けきっていました。結局、徹夜でビデオ観賞してしまいました。ホテルに帰って朝食をマナミ達と摂り、その日は京都市内を観光しました。お寺巡りをしましたが、徹夜明けで疲れていたため、暑かったことしか覚えていません(笑)。



日をあらためて、また水遊びの機会がありました。
ミナさんと日帰りで、東京の赤坂ACTシアターに「Villa Villa(ビーシャ・ビーシャ)」を見に行きました。

「観客は立ったまま天井を仰ぎ見る。…座席はない。天井から降ってくるパフォーマー達に、観客が突然さらわれ天井に向かって飛んでいく! スカートをはいていようが関係なし。下着までもが見えてしまう?!。天井から人々の頭上に水が降ってくる。観客は水びたし。高価な服装は止めましょう! スカートもちょっと危険。天井から降ってきたり、壁を駆け巡るパフォーマーたち。ずぶ濡れパフォーマーに抱きつかれるかも! 運がよければ吊り上げられて、空を飛べるかも! 寛容な気持ちでのぞみましょう!」というコピーをミナさんに見せられて、一緒に行くことを即決しました。

前売りの入場料だけで7800円と大出費ですが、それ以外の費用はできるかぎり節約しました。建物の外壁には「立って! オシャレするな! 見上げろ!」と英語で書いてありました。建物に入ってすぐに目に付いたのは「濡れては困る物をお持ちのお客様は、ロッカーにお預けください。」という注意書きの張り紙でした。ロッカーと更衣室は、男女別にありました。更衣室に入ると、若い女性でいっぱいでした。

モーニング娘。ナッチと妹の安倍麻美や飯島愛など、私もテレビで見たことのある芸能人がたくさんいました。ナッチ姉妹の着替えを真横で見ました。さすがにナッチの下着姿はかわいかったです。向こうの方では、イエローキャブ軍団が、2派に分かれて派手な口ゲンカをしていました。さすがに巨乳集団だけあって、乳房は大きくウエストはくびれていますが、知性はまったくありません。私はピンク、ミナさんは水色の、ツーピーススーツ姿で来場しました。2人ともいったん上着を脱いで、白のブラウスの上にブラ透け防止のベストを着け、ベストの上から再び上着を羽織りました。

靴を脱いで、パンツはブラとお揃いの新品に穿き替え、ミナさん自慢のオシャレな黒のサンダルを素足で履きました。パンツの上にブルマーなどを穿くかどうか、2人で相談して悩んだ末に、下着のパンツ1枚だけと決めました。着替えや荷物をロッカーに預けて更衣室を出ようとすると、

飯島愛さんに

「あなた達、どこの事務所? 足元はそれでいいけど、着替えないの?」と呼び止められました。私達も芸能人に見えたのでしょうか?嬉しかったです。飯島愛さんは姉御肌な女性で、私達を心配してくれたのでした。飯島さんは、会場で2800円で売っているTシャツの着用を勧めてくれました。ミナさんが「このスーツはオシャレなんですが、ウォッシャブルなんです。テニスのアンダースコートとブルマーも持ってきましたが、穿かなかったんです。パンツは濡れても透けないことを確認してあります。ご心配、ありがとうございます。」と答えました。

飯島愛さんはアンダースコートの着用を勧めてくれましたが、ロッカー料金が300円するので、お金を節約するために諦めました。

開演時間の10分前に、会場入り口へ誘導されました。定時をやや過ぎて開場しました。観客は3列に分けられ、客入れ具合を見ながら人数を区切って、場内へ誘導されます。誘導といっても「詰めて、詰めて。」とスタッフに背中を乱暴に押されるだけなのですが…(笑)。会場は予想していたよりも狭く、四方を黒いカーテンで覆われ、天井一面に映画のスクリーンのような白い幕(後で紙製だと判明)が張り巡らされていました。満員電車のようなギュウギュウ状態だったためか、会場内は熱気ムンムンでした。

もうすでに満員なのに、さらにギュウギュウに詰め込まれます。あちこちで、足を踏まれた人達の悲鳴が起こりました。ビーチサンダルを履いた女性が、ピンヒールで踏まれたようで、大激怒していました。私も数回足を踏まれましたが、サンダルが靴のようにフロントとサイドを覆うタイプだったので、私の足は大丈夫でした。
観客は95%が女性で、ほとんどが20才前後の若者でした。濡れてもいい軽装の人がほとんどですが、私達のようなスーツ姿やワンピース姿の女性もチラホラいました。そのようなフェミニンな格好の女性は、壁際の濡れにくい場所に立っていました。スーツやワンピースの上から、雨合羽で武装している女性もいました。

背中を押してくる手以外に、スカートの中でモゾモゾと私のお尻を触る気配を感じたので、犯人の手首を掴んで後ろを振り向きました。手首の主は、なんと「はなわ」でした。はなわは「ゴメン、お金を落としたんだ。」と言い訳しました。はなわだと最初からわかっていたら、そのままお尻を触らせてあげてたのに…(笑)。はなわは、露出度の高いギャルが一杯いるのに、私を選んでくれました。私ははなわのそばにずっといたかったのに、はなわは去っていきました(泣)。

観客全員が上空を見上げていると、突然大きなこうもりみたいな影がバタバタと幕の内側を走ってきて、そのまま走り去りました。次の瞬間、今度は魔物のような影がス−ッと滑っていきました。すぐに、その影が幕の上に宙吊りになって赤や黄色の照明で照らし出された人間達だとわかりました。天井のどこから飛び出してくるかわからない、いろいろな形の影を、観客達はあっち向いたりこっち向いたりしながら見物します。スクリーン一面に、雨粒のポタッポタッというような感じで、カラフルな光の粒が出現しました。辺りが一気に暗くなって、会場は妖しい幻想的なプラネタリウムのようになりました。

文章提供 水かけ娘 ユキ   編集 テツロウ




予行演習 1−1 1−2 1−3 1−4 1−5 ユキの国内
ずぶ濡れ
修行
着衣泳T 1−1 1−2 1−3 1−4 1−5
2−1 2−2 2−3 2−4 2−5 着衣泳U 2−1 2−2 2−3 2−4 2−5
3−1 3−3 最終回 2−6 2−7 2−8 2−9 2−10
阿波
ゾーブ遊び
1−1 1−2 1−3 1−4 1−5 2−11 2−12 2−13 2−14 最終回
2−1 2−2 着衣泳V
幼稚園
3−1 3−2 3−3 3−4 3−5
3−6 3−7 3−8 3−9
番外 冒険 ソンクラーン美術館 本編



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