プールサイドに上がろうともがいている時、このホテル1のイケメン君(ホテイチ君)が手を差し出してくれました。「ホテイチ君をこのままプールに引っ張り込んでもいいのか?」とか、「引っ張り込まなくても、ホテイチ君がわざとプールに落ちてくるかもしれない」とか考えてしまい、助けてもらうのを躊躇してしまいました。結局、自力で上がりました。
プールサイドから水面に向かって飛びこむと、見物人から拍手と歓声がおこりました。ホテル客の白人の中年カップルからも、拍手をもらいました。イルカショーのイルカの気分になりましたが、ジャンプはできません(笑)
アイは「クイックターン」をリクエストしましたが、足元が気になるのでできません。夏が好きさんは、ずっとプールサイドから私を撮影していましたが、服を脱いで海パン姿でプールに入ってきました。今度は、水中から私を撮影します。水中では、スカートが無重力状態でヒラヒラ漂います。水中から撮影されると、開脚を必要とする平泳ぎや横泳ぎはできません。クイックターンも絶対にできません。
夏が好きさんは、ニコニコしながら無言で撮影していますが、顔には「泳いで欲しい」と書いてあります(笑)
きっと、クイックターンや平泳ぎを期待しているのでしょう(笑)私は制服の下に水着を着ていないので、注意が必要です。蹴伸びからドルフィンキックで潜水しました。太腿のところで、スカートを手で押さえながら、泳ぎます。推進力は足だけですが、楽にスイスイ泳げました。カメラの位置から脚が写らない場合、他の泳法でも泳ぎますが、平泳ぎだけは避けました。
プールの端で小休止していると、さっき私に手を差し延べたホテイチ君がプールサイドぎりぎりをフラフラしています。不審な行動です。私もそのような行動をしたことがあるので、わかります。めまいしたふりをして、プールに落ちるのです。でも、ホテイチ君の芝居は下手なので、このまま落ちれば、全員に「わざと落ちた」と見抜かれると思います。ホテイチ君は、後で処分されるかもしれません。
私はホテイチ君を手招きして、耳元で“Do you want to swim?”と尋ねました。
答えはやっぱり“Yes.”でした。ホテイチ君の立場を考えて、“Please, pull me up.(私を引っ張りあげて。)”と周りに聞こえるように言いながら、ホテイチ君の方に両手を伸ばしました。ホテイチ君は、笑顔で私を引っ張り上げ始めました。芝居上手で、本当に引っ張りあげようとしているようです。後ひといきで上陸という時に、ホテイチ君は私の手を放しました。コントではおなじみですが、私はこの事態をまったく予想していませんでした。
「私を引き上げるふりをして、自分からわざと水面に落下する」とてっきり思いこんでいました。
私は不意を衝かれて、1人で水中に落下しました。心の準備がなかったので、不覚にも脚が開いてしまったかもしれません。夏が好きさんは、プールの中から一部始終を撮影しています。再び、大歓声がおこりました。ホテイチ君は、ヒーローのように手を上げて声援に応えています。敵が一枚上手でした(笑) ホテイチ君がプールサイドにしゃがみこんで、私に両手を伸ばしました。私は、優しく両手でプールに引き込んであげました。また、歓声がおこりました。
もう1人の挙動不審な人物に気付きました。女性従業員が、プールサイドから水中を覗きこんだり、夏が好きさんをじっと見つめたりしています。どうやら、彼女もプールに入りたいようです。しかし、彼女は私の担当ではありません(笑) 夏が好きさんは、私の撮影に夢中で、彼女にまったく気付いていません。仕方が無いので、夏が好きさんに近づいて教えてあげました。夏が好きさんは、先ほどから表情が崩れっぱなしだったのですが、一瞬で真面目な顔つきに変わりました。夏が好きさんは彼女の意志を確認して、大喜びです。
つい先ほどまで私だけを撮影していたのに、彼女の制服姿を真剣に撮影し始めました。アイを英語の通訳にして、彼女にポーズを取らせます。その後、ゆっくりと水中に導きます。つま先から足首、膝、太腿、お尻、腰、胸、肩と順番に水中に没していくのを連続撮影しています。彼女は事故などではなく、自分の意志でプールに入ったのですが、処分は大丈夫なのでしょうか?「マイペンライ(大丈夫)」なのでしょうか?結局、男女1人ずつの従業員が水中に入りましたが、2人とも顔を水に浸けません。
“Can you swim?”と私は2人に尋ねました。答えは2人とも“No.”でした。泳げないのにプールに入りたいとは、私には理解できません。理由を尋ねると、2人とも「ずっと昔からプールに入りたかったが、良い機会がなかった」と英語で答えました。肩まで水に浸かった女性従業員に正面から近づいて、気がつきました。彼女の黒のスーツの上着は、身体にピッタリした細身のタイプです。第1ボタンをはずさなければ、極端に前傾姿勢をとらないかぎり、陸上では胸元を覗かれることはないはずです。
しかし、胸元の上着は水中では無重力状態のため、Vゾーンの場所でブラウスとの間に空間が生じ、覗きこむと白いブラウスがおなかの辺りまで見えました。白のブラウスの生地が薄く、胸元が超セクシーです。女の私が見てもドキッとしました。水中にある自分のジャンパースカートの胸元を確認して、ビックリしました。よほどの前傾姿勢でないかぎり、陸上では重力のために胸元はブラウスと密着しています。このため、ジャンパースカートを着用する時に、胸元の注意をした事がありません。
水中でも、まったく胸元に注意を払っていませんでした。ジャンパースカートの胸元の形がV字型ではないので、おなかまでは見えませんが、胸の白のブラウスは覗かれていたかもしれません。先ほど、水に入る前のホテイチ君は、プールサイドの至近距離から私の胸元を見つめていたような気がします。夏が好きさんも、プールに入るまで、プールサイドから水中の私を見下ろしながら、ビデオ撮影していました。思い出して、恥ずかしくなりました。顔が赤くなったかもしれません。
アイをプールサイドに呼びつけました。アイは、私が気付いたことがわかっていました。「胸元に気付いたのね?」と呑気な口調です。「彼女(女性従業員)の胸は上から見下ろすと丸見えね。」と彼女の胸を確認しながら続けます。
「でも、真上からじゃないと、水面で乱反射して見えないから大丈夫よ。ミナの胸を見たのは、ホテイチ君だけみたいよ。ホテイチ君はミナの胸を見た後、顔が真っ赤になって鼻血を出したの知らなかった?結構、純情だったりして…?お互いに好みだったりして…?」と私にホテイチ君を意識させます。
ホテイチ君に近づいて、横目で観察しました。ホテイチ君は、私の胸元を凝視しています。私のテンションは、下がってしまいました。プールから上がり、ホテイチ君に100バーツ(300円)渡しました。夏が好きさんも、女性従業員に同額渡したと思います。従業員が、大きなバスタオルを3枚も差し出してくれました。バスタオルは遠慮し、小さなタオルで顔だけふきました。着替えを持っていないので、びしょ濡れのまま帰ります。
まったく濡れていないアイと一緒にタクシーに乗ろうとしましたが、私だけ乗車拒否されました(笑)
「バスタオルを借りれば良かった」と後悔しました(笑)私たちのホテルに戻り、許可を得てジャンパースカートのままでもう一泳ぎしました。プールに他の客がいなかったので、アイにクイックターンを見せてあげました。
アイによると、沸き上がる泡の向こうに、スカートの裾から一瞬白い布が見えるようです。布はブラウスの裾かもしれません。チラッと見えるのが、かなりセクシーだとのことです。コスプレ姿で泳ぐ時は、下に水着を着用した方が無難なようです。
以上 文章提供 投手ミナ 編集 テツロウ
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