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ユキの国内ずぶ濡れ修行 最終回 2−15 

予行演習 1−1 1−2 1−3 1−4 1−5 ユキの国内
ずぶ濡れ
修行
着衣泳T 1−1 1−2 1−3 1−4 1−5
2−1 2−2 2−3 2−4 2−5 着衣泳U 2−1 2−2 2−3 2−4 2−5
3−1 3−2 3−3 最終回 2−6 2−7 2−8 2−9 2−10
阿波
ゾーブ遊び
1−1 1−2 1−3 1−4 1−5 2−11 2−12 2−13 2−14
2−1 2−2 着衣泳V
幼稚園
3−1 3−2 3−3 3−4 3−5
3−6 3−7 3−8 3−9
番外 冒険 ソンクラーン美術館 本編
主な登場人物
アケミ---バサロ=アケミ。フィットネスクラブ水泳指導員。ド迫力のバサロ泳法。

ユキ---本能に忠実な20歳の大学生。水遊びを好む。バドミントンの名手。広島在住。
エミ---競泳水着のエミ 21歳の大学生。水泳インストラクター。フィットネスクラブ勤務。着衣泳に詳しく、また寒さに強い特徴を持っている。

チーフ---彫りの深い顔立ちの50歳くらいのイカした熟年。

Aさん Bさん ---Aさん、Bさんの2人はフィットネスクラブ女性指導員。


前回2−14に引き続き、ユキさんに代わり、アケミさんが執筆を担当しています。

ユキの国内ずぶ濡れ修行2−7を読まれて、アケミが服のままで泳ぐのが初めてだと誤解された読者が多いと思います。実は「フィットネスクラブの制服」を着たままで泳ぐのや、生理の2日目に服のままで泳ぐのだけが、初めての体験でした。私は水泳部に在籍していたので、夏休み中など暑い季節には学校の制服姿でプールへの落とし合いをしていました。競技会で優勝したらプールへの放りこみの洗礼が必ず待っているし、3年生が引退する秋の追い出し回でも無礼講でプールへの放りこみがありました。


こういうことが、水泳部の「お約束」だと思っていました。


制服のままでプールに入っているのを見つかると、先生にはきつく叱られました。でも「制服が濡れてしまう」という理由ではなくて「プールの水が汚れてしまう」という理由でしたが…(笑)思春期だったので汗などの分泌物は多かったでしょうが、ブラウスや下着は毎日着替えて洗濯していたし、きちんと風呂にも入っていたし、プールの水が汚れてしまうほど不潔ではなかったと思います。
(ユキ:私も水泳部に入っていたらよかったなあ…。)

話がそれてしまいました。ダイブする前はドキドキ興奮していたのに、プールに入ると心がすーっと落ち着きました。お洒落な私服のままで強引にプールに入らされたAさんとBさんの方向へ泳ぎました。プールに入る前の2人は悲壮感いっぱいでしたが、今は開き直って楽しそうに遊んでいました。2人は私を暖かく迎え入れてくれました。




Aさん、Bさんと私の3人は、チーフの命令でそのときに着ていた服のままでプールに入らされた「同志」でした。「服は大丈夫?」と私が尋ねると、2人はフーッとため息をついてうつむいてしまいました。「衣装がダメになった」と認識しているようでした。それなのに2人は「アケミは生理なのに大丈夫?」とか「水面上にでているブラウスがスケスケだよ」と私のことを心配してくれました。「濡れてしまったのは元に戻らないし、クヨクヨしても仕方ないわよ」「そうね、一緒に遊びましょう」と気持ちを切り替えて、着衣泳を楽しみました。

Bさんはエアロビのインストラクターなので、泳ぎが苦手でした。服を着ていても泳ぎやすい平泳ぎをAさんと私で指導しました。私は生理中だったので、開脚を伴う実演はAさんにお願いしました。2人とも私をまったく警戒せずに私の目の前で泳いだので、ゴーグルなしでもショーツの色がわかりました(笑)
(ユキ:アケミさんが羨ましいなあ。)

ユキさんはエミさんのスカートの中を覗きこんだりしていましたが、飽きてしまったのか私たちの方へ近づいてきました。AさんとBさんもユキさんにはショーツを見られたくなかったようで、とにかく3人一緒に逃げました。Bさんの泳ぐスピードがあまりに遅いので、日本の伝統的な救助スタイルの横泳ぎでBさんを脇に抱えて泳ぎました。しかし横泳ぎは「あおり足」で開脚してしまうのと速度が遅いのが欠点でした。




私、アケミはバタフライが専門で、ドルフィンキックが得意です。ドルフィンキックは着衣泳でも水の抵抗が少なく、速く泳げます。足を揃えて波打つようにキックするので開脚の必要がなく、開脚しづらいタイトスカートには最適です。手が空いているので、スカートの裾を押さえながらでも泳げます。「背泳のように顔が上向きで潜水しながらドルフィンキック進む泳法」をバサロ泳法といいます。鼻の穴から水が入るので、シンクロで使うノーズクリップを使用します。

ノーズクリップを用意していないと、上唇をめくって鼻の穴を塞がないといけません。私はこのバサロ泳法も得意だったので、うつむきのBさんの両脇に下から腕を通して抱えあげてバサロ泳法で泳ぎました。かなりの速度で泳げたので、ユキさんとの距離は開いたようです。私はBさんとしっかりと抱き合った状態で泳いでいましたが、突然Bさんが腕を突っ張って私から離れました。どうやら、上唇をめくって鼻の穴を塞いでいる私の顔が間抜け顔だったので、Bさんが我慢できずに噴き出してしまったようです。

他にもバサロ泳法には欠点がありました。私が呼吸できないのと、コースロープがないと進行方向がまったくわからないことの2点です。この2つは、重大な欠点でした。特に進行方向がよく見えないのは、プールの側面に頭を強打してしまう恐れがあります。そうこうしているうちに、Bさんがユキさんに捕まってしまいました。ユキさんはBさんに触ったり襲いかかることもなく、ただ舐めまわすように観察するだけだったので、Bさんも安心したようでした。
(ユキ:私が襲いかかるわけがないでしょう?)
(エミ:今にも襲いかかりそうな雰囲気だったよ。)

チーフからゴーグルを借りてからは、目の痛みもなくなり,水中の様子がはっきりと見えるようになりました。他人からは自分のショーツが見られないように、ドルフィン泳法で泳ぎ回りました。別に見たくもなかったのですが、全員のショーツもしっかりと確認しました(笑)
(ユキ:羨ましいなあ。)
(エミ:しつこいようだけど、私のはショーツではありません(笑))





ここからは後日談です。

AさんとBさんのお洒落着は、残念ながら二度と着られなくなってしまいました。私が個人的に尋ねたら、2人とも「衣服がダメになったのはすごく残念だったけど、服を着たまま泳ぐのは気持ちがよかったよ。」と答えていました。
「また一緒に着衣泳をしたいですか?」の問いには、Aさんは「今度は濡れてもいいように準備をして…」と前向きでしたが、Bさんは「微妙ですね…」と躊躇していました。
(ユキ:おいしいクリームブリュレをおごってあげたら、Bさんも着衣泳に付き合ってくれるかな?(笑))


文章提供 バサロ=アケミ 特別ゲスト 競泳水着のエミ 監督 自由のずぶ濡れ女神ユキ



予行演習 1−1 1−2 1−3 1−4 1−5 ユキの国内
ずぶ濡れ
修行
着衣泳T 1−1 1−2 1−3 1−4 1−5
2−1 2−2 2−3 2−4 2−5 着衣泳U 2−1 2−2 2−3 2−4 2−5
3−1 3−2 3−3 最終回 2−6 2−7 2−8 2−9 2−10
阿波
ゾーブ遊び
1−1 1−2 1−3 1−4 1−5 2−11 2−12 2−13 2−14
2−1 2−2 着衣泳V
幼稚園
3−1 3−2 3−3 3−4 3−5
3−6 3−7 3−8 3−9
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