アジア一ツ星食堂

麺類 その3

ご飯もの その1 その2 その3 その4 その5
麺類 その1 その2 その4

アジア1ツ星食堂 簡易目次


日清カップヌードル トムヤムクン味 タイ国限定生産   スーパーだったので 10バーツ50サタン 定価は12バーツ

皆さん一度は食べたことがある、おなじみ日清のカップヌードル。定価は12バーツ。日本だと赤っぽいのはノーマルの醤油味だが、タイには醤油味はない。代わりに赤は、トムヤムクン味となっている。これ、かなりいい線いってます。よく12バーツでこれだけトムヤムのスープを再現できたなと感心した。即席めんとは言え、決してあなどれない内容なので、辛いの好きの人は、おみやげに買っていっても、ジョークのわかる友人には、受け入れてもらえると確信する。

麺の量は日本の半分以下、具はネギとエビをはじめ、とても貧弱。12バーツという値段では、具を犠牲にせざるを得なかったのだろう。スープは酸味がよく効いており美味しい。もともと麺や具はおまけについているくらいに考えて、買った人はスープだけで充分もとはとれているだろうと思う。

写真はアパートの自室で作ったもの。私はこういう時、3分間待つ間に、何となくそわそわしてしまう。皆さんはいかがだろうか?これはひとえに、カップ麺の存在を忘れ去り、のびのび状態、又は、ふやけた失敗麺になってしまうのを避けたいという心理からくるものだろう。3分間、私達の予想以上に、自らの存在を主張してくるカップ麺。

ほんわかと立ち昇ってくる香り、。だいたいカップ麺に手をのばす時というのは、切羽詰まったシチュエーションであることが多い。もう一刻の猶予もならん!今すぐ食料を胃に投入すべしといった指令が脳から出て、食いそびれてしまった小さな飢餓感の中で、もう出来たかな?とちょっとふたを開けてのぞいてみたりする。大したものでもないのに、3分間やたらとそんな世話を焼かなくてはいけない奴、、。C級グルメ的な味ではあるものの、腹が減っている時にはツボにはまって結構ウマかったりする。だから、即席めんは発明以来、売れ続けているのだろう。




クイチャップ ごった煮麺 汁あり、汁無しとも25バーツ

友人が訪ねてきたので、行きつけの安食堂に案内した。
テツロウ『センレックナーム(中細麺の汁そば)ひとつ』
食堂オバサン『今日は特別な麺があるよ。』
テツロウ『いや、センレックナームを、、。』
食堂オバサン『でも美味しいわよ、これ。色々入っているから。』
彼女は大鍋のぐつぐついう具をお玉ですくってみせてくれる。何だかどろどろしている。こういうの、苦手だなぁ、、、。

テツロウ、苦虫をかみつぶした顔で『ハハハ、。臓物たくさんでしょ。』
食堂オバサン『今日はおめでたい日だから。』
(その日は仏教でいう安息日のような日で休日だった。)
テツロウ『じゃあ、それね。頼むよ。センレックで。』
食堂オバサン『センヤイでいい?』
テツロウ『。。。。。。。。』

食堂オバサンの勝利 決まり手 寄り切り

なかなか手ごわいものだ。疲れていたこともあり、そこまで言うなら食べてみましょうと折れた。例によって友人も、まわしを取られて寄り切られ、ごった煮麺の汁無しに変更させられている。悪い食堂では無い。オバサンをはじめ、ウェイトレスも総じて親切だ。あまり商売っ気の無い店で、料金も安く、家庭的な雰囲気がある。

上の写真の麺、スープは砂糖が多めに入っており、かなり甘口だった。テツロウは入れないが、現地のタイ人はこれに無料の粉唐辛子をたっぷり好きなだけ入れる。臓物のように見えたのは、鳥のぶつ切りや足先だった。足先も、とても苦手で食べられないから、残してしまうことになる。麺はきしめんのような太麺。シイタケも見える。

下の写真の麺は汁なしの麺。上の麺では見えにくいウズラの卵や豆腐が見える。後でわかったのだが、この麺はクイチャップと呼ばれており、太麺で食べるスタイルなのだそうだ。確かに具との相性を考えれば、ぶつ切りの鳥に細めんは徹底的に合わないと思う。ごった煮のトッピング、風変わりな麺クイチャップは、しかし、出会うのも難しいかと思われる。タイ人に言わせても、いつでもどこでも食べられる麺ではないようだ。

突如として現れ、忽然として姿を消す限定販売のごった煮麺、それがクイチャップなのだろう。

 


クイッティオ イェンタフー 25バーツ 

何気なく入った食堂で、壁を見ると日本語の雑誌の切抜きが貼り付けてあった。不意をつかれたテツロウは、いぶかしげに思いながら注文した麺が来るまで読んでみた。その店の麺が特集記事で掲載されている。当たり前ではあるが、その内容は要約すると美味しいですよということだった。何やら誇らしげだ。写真の麺、色々と具がにぎやかに入り、25バーツでお得感はあった。魚の皮をカリカリに揚げた珍しい具(写真左上方)は香ばしかった。イカの燻製(中央右端)も入っている。盛り付けも綺麗だ。

この麺の特徴は、その真っ赤な色。何かとてつもない辛さを内包しているかのように見えるが、この麺一向に辛くない。赤い色の正体はイェンタフーと呼ばれる液状の調味料。原料は豆腐。タフーは中国語の豆腐から由来している。この赤い液状のものを中国語で腐乳と呼んでいる。腐乳という文字だけ見ると、なにやら乳の腐ったものとあまり語感は良くないが、別に腐っている訳ではない。時間をかけて発酵させた食品なので、腐乳はヨーグルト、納豆などとその点同じ仲間だと言える。

タイ人にはかなりポピュラーな麺で、かなり多くの屋台で扱っている。ワンタン麺やチャーシュー麺には入れる習慣がないので、注文するときはフィッシュボールなどが具で入るタイ式の麺屋台で注文したい。初めから、この麺赤い麺ではなく、普通のタイのクイッティオに赤い腐乳を大さじ数杯投入し、出来上がっている。だから、腐乳以外の原料は普通のタイ式麺と同じで、見かけほど変な麺ではない。

味は甘酸っぱい味がする。酸味はさほど強くなく、ほんのり柔らかく効いている。辛くない。注文する際には、普通の麺と同様、太麺(センヤイ)、中細(センレック)などと麺の太さの後に、イェンタフーと付け加えよう。例えば、、写真は中細麺なので、『センレック ナーム イェンタフー』となる。クイッティオ イェンタフーでも通じるけれど、その場合は麺の太さをどうするのか聞かれるか、さもなければ普通の中細麺になって出てくるはずである。

赤い麺のイェンタフー。タイを初めて訪れる日本人には、不気味すぎて注文するのに少し抵抗のある一品か?



ご飯もの その1 その2 その3 その4 その5
麺類 その1 その2 その4


HOME